Booster¶
1. 製品仕様に関する質問¶
Google Analyticsで計測しているページビューに影響はありますか?¶
Boosterによる先読みによって、Google Analyticsなどのタグ型分析ツール上でのページビューが実態よりも多く計上されてしまうことはありません。
サイトを訪問したユーザー側の通信量が増加しますか?¶
遷移先ページの先読みという製品仕様上、通信量の増加は発生します。ただし、先読みを行うのはあくまでもHTMLデータだけであり、画像などのメディアファイルと比較してファイルサイズは小さいため、通信量の増加がエンドユーザーにとって大きな問題となる程度には至らないと考えています。
すでにCDNやWAFを利用していますが、利用可能ですか?¶
はい、ご利用いただけます。CDNを利用してコンテンツの配信を高速化しているサイトにおいては、Boosterを併用することでさらに相乗効果が出ることが期待できます。またWAFを利用しているサイトにおいてもBoosterの適用できる範囲で導入いただけます(具体的なケースや懸念がございましたら、お気軽に弊社担当までご相談ください)
Repro Boosterを導入可能な環境について教えてください。¶
フロントエンド技術ならびにサーバーサイド技術、どちらについてもBoosterの導入が制限されるような環境はございません。ただしShopifyプラットフォーム上で構築されているサイトについては、ご利用いただけないケースがあります。また、Single Page Applicationとして構築されているサイトにおいては、Boosterが速度改善の効果を発揮しないケースがあります。具体的な利用技術に懸念がございましたら、お気軽に弊社担当までご相談ください。
WebViewで読み込まれるページでも利用できますか?¶
現在はWebView環境は動作対象外となっております。WebViewであることをBoosterが検知した際は、一切の動作を停止します。
Boosterがキャッシュを行うファイルの種類について教えてください。¶
Boosterが先読みを行いキャッシュするのはページのHTMLのみになります。またImage Optimizerを利用している場合には、Image Optimizerによって変換された後の画像もキャッシュすることがあります。
Boosterが停止している間も、タグのJavaScript自体は実行されますか?¶
はい。Boosterの機能自体がオフになっていたり、Boosterの動作対象外URLとして指定されているページであっても、タグおよびタグ内に記述されているJavaScriptは動作を継続します。
キャッシュの保持期間はページごとに変えられますか?¶
BoosterのキャッシュサーバーにキャッシュされたHTMLは一律1週間の有効期限が設定されており、これを変更することはできません。キャッシュを更新したい場合は、管理画面から「キャッシュリビジョン更新」を実施してください。
カートや決済周りのページにもBoosterは利用可能ですか?¶
カートや決済周りはその他のページと比べて特殊な作りになっていることが多く、また安全性を優先するために現在はBoosterの対象ページからは除外する設定を強く推奨しております。
Boosterの先読みリクエストはユーザーの閲覧履歴に影響を与えますか?¶
Boosterによる先読みはユーザーの閲覧履歴などパーソナライズされたコンテンツに影響しません。先読みはキャッシュサーバーを経由し実施されますが、このときCookieなど個人に紐づく情報はすべてクレンジングされた状態でリクエストを実施します。結果として、オリジンサーバーへのアクセスは匿名ユーザーからのものとみなされるため、特定のユーザーのパーソナライズされたコンテンツに影響しない形となります。
Booster導入にあたってレコメンドエンジンへのリクエストも増加しますか?¶
たとえば商品詳細ページが表示され、その中のタグが発火してレコメンドエンジンへのリクエストが発生するようなケースであれば、レコメンドエンジンへのリクエストは通常時から増えることはありません。反対に、商品詳細ページのHTMLへのアクセスでもってサーバーの内部からレコメンドエンジンへのリクエストが発火する仕組みであれば、先読みに伴うリクエストが増加することになります。
2. 導入の効果に関する質問¶
初期表示の高速化やLPでも効果はありますか?¶
Boosterの仕組み上、サイトへのランディング時の初期表示の高速化には効果がありません。このため、完全にページ1枚で構成されているLPなどでは高速化の効果は期待できません。
ゲストユーザーとログインユーザーで効果に差はありますか?¶
ゲストユーザー、ログインユーザーどちらであっても、Boosterは表示速度の向上を同様に実現できます。
3. 導入作業に関する質問¶
導入に必要な作業と工数の目安を教えてください。¶
必要な作業は 1) Boosterタグの配信と、2) ServiceWorkerファイルの設置のみです。作業そのものは、早ければ数分程度、長くても数時間あれば完了できる簡単なものとなっております。
どういったページを先読み対象ページ、除外ページに設定すれば良いですか?¶
弊社としましてはサイト全体における体感速度を向上する目的で、すべてのページを対象とする設定を推奨しております。これに加えて、少しでも最新でない情報が表示されてしまうと問題のあるページを個別に除外ページとして設定することが、Boosterの効果を最大限発揮できる設定となります。
買い物カゴやお気に入りページなど、動的なページでも利用できますか?¶
動的なページを先読み対象とすること自体は問題ありません。ただし、買い物カゴやお気に入りページなど、動的にコンテンツが挿入されるページにおいては画面上の挙動が変わることがあるため、個別にサポートまでご相談ください。
Google Tag Managerは対応していますか?¶
はい。Boosterのタグを配信いただく際は、Google Tag Managerなどのタグマネージャーから設定・配信いただく形でも問題ありません。
タグは先読み対象のページでのみ発火させなければいけませんか?¶
Boosterはサイト全体を通して一貫した動作を行う目的で、各種データの収集を行います。このため、Boosterのタグは先読み対象となるページだけでなく、サイト全体において配信されるよう設定をお願いいたします。
4. 導入後の運用に関する質問¶
Boosterの動作を確認するにはどうすれば良いですか?¶
Boosterの動作検証 をご覧ください。