Reproへのメールアドレス連携方法¶
メールを配信したいユーザーのメールアドレスをReproに連携する方法は3つあります。 用途に合わせて後述する手順を参照し、メールアドレスを連携してください。
連携方法 | 概要 | 用途 |
---|---|---|
管理画面からCSVをアップロードする | Reproの管理画面からメールアドレスリストをCSVファイルとしてアップロードします。 | Reproのメール利用開始時の一括取り込み、CDPや自社基盤で抽出したメールアドレスの取り込み等 |
S3へアップロードする | Reproの提供するAWS S3 bucketに対してメールアドレスリストをCSVファイルとしてアップロードします。 | CDPや自社基盤で保有しているメールアドレスの継続的取り込み |
SDK(iOS/Android/Web)経由でセットする | SDKでユーザープロフィールとしてメールアドレスをセットします。 | アプリやサービスでメールアドレスを取得した際の取り込み |
管理画面からメールアドレスをインポートする¶
メールアドレスをインポートする¶
CSVファイルをインポート > [ファイルを選択]をクリックし、インポート種別を選択してメールアドレスをインポート出来ます。 インポート時は後述するCSV仕様に基づいて作成したCSVを選択してください。

取り込み種別 | 説明 | 配信可否 |
---|---|---|
配信可能ユーザーとしてメールアドレスをインポート | メールの配信対象として、オプトインされたメールアドレスをインポートできます | 行われる |
購読解除ユーザーとしてメールアドレスをインポート | Webサイトやアプリで購読解除したメールアドレスをインポートできます | 行われない |
配信停止ユーザーとしてメールアドレスをインポート | 購読解除やバウンス以外の理由で配信を行いたくないメールアドレスをインポートできます | 行われない |
バウンスユーザーとしてメールアドレスをインポート | 存在しないアドレスなど、ハードバウンスしたメールアドレスをインポートできます | 行われない |
すでに Repro に存在するメールアドレスをインポートした場合¶
Reproにすでに存在するメールアドレスがインポートするメールアドレスリストに含まれている場合、Reproにすでに存在するメールアドレスのステータスを維持するか、インポート時のステータスで上書きするかを選択できます。
ステータスを維持したい場合、「Reproのステータスを維持する」チェックを入力してください。「Reproのステータスを維持する」を選択した際は、配信可能ユーザーとしてインポートのみが選択可能になります。
CSV仕様¶
アップロードするCSVの詳細を記載します。
CSVフォーマット¶
user_id,email_address
123456,aaaa@example.com
234567,jjjj@example.com
取り込み種別によって必須カラムが変わります。
取り込み種別 | 必須カラム |
---|---|
配信可能ユーザー | user_id 、 email_address |
購読解除ユーザー | email_address |
配信停止ユーザー | email_address |
バウンスユーザー | email_address |
- アップロード可能なCSVファイルは最大500MBです。
- CSVファイルの文字コードはUTF-8のみ利用可能。ファイル中に日本語などを含みUTF-8以外で保存されているとアップロード時にエラーとなります。
- 以下のケースは「不正なCSVファイル」としてアップロード時にエラーとなります。
- 別のファイルの拡張子を
.csv
にしただけのような不正なファイル - UTF-8で解釈出来ない文字が記述されている。
- 必須のカラムがCSVヘッダー(1行目)に記述されていない。
- 同じカラムがCSVヘッダーに複数存在する。
- 別のファイルの拡張子を
- メールアドレスが空の場合、あるいはメールアドレスの形式が不正な場合はアップロードに成功しますがその後インポートに失敗した旨のエラーメールが送信されます。
- インポート時のエラーログは以下のような内容の CSV ファイルとしてダウンロードすることができます。
user_id,email_address
has_error_mail_address,CSVの書式が正しくありません、不正なダブルクォーテーションが使われています
S3アップロード¶
Reproの提供するAWS S3 bucketに対してCSVファイルをアップロードすることで、メールアドレスの登録を行うことができます。
注釈
利用する際には、Reproの提供するAWS S3 bucketに対してオブジェクトをアップロードするための認証情報を事前に発行する必要があります。詳細については こちら の項目をご確認ください。
アップロードするS3 bucket、パスについては、[設定] > [メール設定] > [メール配信用ユーザー情報インポート] から確認することができます。
警告
アップロードするCSVファイルは、名前に /
及び空白文字を含めることはできません。
アップロードするCSVファイルは、500MBまでのサイズである必要があります。
例として、AWS CLIを利用した場合には以下のようなコマンドでメールアドレスの記載されたCSVをS3にアップロードできます。 <YOUR_APP_ID>
の部分は管理画面に記載されているものをお使いください。 (insert|subscribe|unsubscribe|stopped|bounced)
の部分は、メールアドレスの取り込み種別を1種類のみ指定してください。指定時の取り込み種別と挙動は以下のようになります。
取り込み種別 | 取り込み種別 | 取り込み時の挙動 |
---|---|---|
insert | 配信可能ユーザー | Repro のステータスを維持する |
subscribe | 配信可能ユーザー | Repro のステータスを維持しない |
unsubscribe | 購読解除ユーザー | Repro のステータスを維持しない |
stopped | 配信停止ユーザー | Repro のステータスを維持しない |
bounced | バウンスユーザー | Repro のステータスを維持しない |
$ export AWS_ACCESS_KEY_ID=AKIAXXXXXXX
$ export AWS_SECRET_ACCESS_KEY=XXXXXX
$ aws s3 cp user_profiles.csv s3://repro-data-store/<YOUR_APP_ID>/email_address/:year/:month/:day/(insert|subscribe|unsubscribe|stopped|bounced)/mail_address.csv
よくあるご質問¶
- ファイルのアップロードが完了したかはどのように知ることができますか?
- インポート処理が完了すると、インポートしたメールアドレスファイルの情報を記載した通知メールが送信されます。エラーが発生した場合は、エラー用CSVファイルのダウンロードリンクも合わせて記載されます。
- S3パスに含まれる year、month、dayはいずれも指定が必須ですか?
- 全て指定が必須です。ファイルアップロード日を yyyy/mm/dd(例:2025/04/30) 形式で指定するようにしてください。
- S3へのアップロード中、さらに別のファイルをアップロードすることは可能ですか?
- 可能です。並行して複数ファイルのアップロードができます。
- ただし、S3パスとファイル名が同じ場合、最初にアップロードしたデータが処理されず最後にアップロードしたデータが複数回処理されることがあります。同日に同名のファイルをアップロードしたい場合は、各ファイル名を変更することを推薦します。
SDKを利用してメールアドレスをセットする¶
iOS/Android SDK、Web SDKから標準ユーザープロフィールとしてユーザーのメールアドレスをセットすることで、一斉配信メールの配信に利用できます。 各SDKの設定方法の詳細は以下を参照してください。