インセンティブコード管理機能¶
注釈
インセンティブコード管理機能を利用するには別途申し込みが必要です。ご希望の場合は担当CSにご連絡ください。
インセンティブコード管理機能を使用することで、ギフトコード・ポイントの受け取りURL・文字列等を、特定のイベントが発生したユーザー個別に割り当てることができます。Reproの持つイベント情報を基に配布処理や在庫管理を行なうことができるため、ユーザーへのインセンティブ配布を低コストで実現することができます。
具体的なユースケース例¶
- 購入者に次回購入時に使えるクーポンを配布する
- キャンペーン期間内に購入を行ったことをトリガーとして、クーポン受取URLを埋め込んだアプリ内メッセージを次回アプリ起動時に表示させ、2回目の購入を促します。
- (サブスクリプション)有料入会促進
- 無料コンテンツを利用しているユーザーに特別オファーとしてクーポン受取URLを埋め込んだメッセージを表示し、有料入会を促進します。
注釈
上記はユーザーが特定のURLをクリックするとクーポンやポイントの獲得ができる仕様のサービスを想定したユースケースとなります。
インセンティブコードのインポート¶
インセンティブコード管理機能を使用してインセンティブコードを配布するためには、まずインセンティブコードをReproの管理画面よりインポートする必要があります。
- マーケティング > インセンティブコード > インセンティブコードリスト を開きます

- 「新規作成」ボタンをクリックして、新しいインセンティブコードリストを作成します


ここでの設定項目については以下の通りです。
項目 | 説明 |
---|---|
インセンティブコードリストの名前 | 区別しやすい任意の名前を設定してください |
CSVファイルを選択 | 次の項目で説明する書式のCSVファイルを指定してください |
通知設定 | インセンティブコードリスト内で割り当て可能なインセンティブコードの残数が指定された値以下になった場合、毎朝9時にメールにてお知らせします。管理画面に登録されている方全員が送信の対象となります。 |
- 「保存」をクリックし、インセンティブコードリストを保存します。
警告
- アップロードされたCSV内でインセンティブコードに重複がある場合、取り込み処理は失敗します。
- インポートしたインセンティブコードは、オーナーまたは管理者にのみ表示され、それ以外のメンバーにはマスクされて表示されます
CSVフォーマット¶
CSVはヘッダーを含めた下記のような内容です。
incentive_code,expire_date,point,provider
myapp://samplecoupon/abc,2025-07-18T16:20:20+09:00,150,"sample corp"
各カラムは以下の意味を持ちます。
カラム | 説明 | 例 |
---|---|---|
incentive_code | 配布されるインセンティブコードです。文字列を使用することができます。URLやDeepLink、クーポンコードとしての任意の文字列を記載してください。 | myapp://samplecoupon/abc や coupon-code-abc など |
expire_date | そのインセンティブコードの期限がいつまでなのかを表します。書式は %Y-%m-%dT%H:%M:%S%z となります。 |
2025-07-18T16:20:20+09:00 |
point | インセンティブコードによって付与されるポイントを表す整数値です。 | 150 |
provider | インセンティブコードの発行主体を区別するための識別子です。 | sample corp |
警告
- 割り当てイベントが発生したタイミングにおいて、expire_dateがその時刻から30日間有効なインセンティブコードが割り当てられます
- expire_dateまでが30日間未満となったインセンティブコードは自動的に「期限切れ」となり、割当が行われなくなります。有効期限を十分に確保したうえでインポートを行ってください。
- インセンティブコードはプロジェクト内で一意である必要があります。
- CSVファイルの末尾は単一の改行文字である必要があります。
割り当てルールについて¶
マーケティング > インセンティブコード > 割り当てルール より、インセンティブコードの割り当てルールを作成することができます。 割り当てルールで定めた条件を満たしたユーザーにインセンティブコードリストに追加したインセンティブコードが順次割り当てられます。

注釈
インセンティブコードリストが存在しない場合、割り当てルールを作成することはできません。
割り当てルール作成画面¶

ここでの設定項目については以下の通りです。
項目 | 説明 |
---|---|
名前 | 割り当てルールに対して、区別しやすい任意の名前を設定してください |
配信対象設定 | インセンティブコードの割り当て対象となるユーザーを設定してください |
トリガー | どのようなイベントが発生したらインセンティブコードを割り当てるかを設定してください |
1ユーザーに対する割り当て回数 | 1ユーザーに最大いくつインセンティブコードを割り当てるか設定してください |
期間 | 割り当てルールが有効な期間を設定してください |
インセンティブコードリスト | どのリストからインセンティブコードを割り当てるかの設定をしてください |
警告
アプリ内メッセージ・Webメッセージでインセンティブコードを配布する場合、「1ユーザーに対する割り当て回数」を2回以上に設定しても、表示されるインセンティブコードは常に1回目に割り当てが行われたインセンティブコードとなります。
アプリ内メッセージ作成¶
アプリ内メッセージでは、 {{incentive_code}}
と入力した部分が、メッセージが配信されたユーザーに対して割り当てられたインセンティブコードに置き換えられて表示されます。

この例では、インセンティブコードとしてアクセス可能なURLを使用している場合に「クーポンをGETする」を押すとURLに遷移してインセンティブを受けとれるようなメッセージを作成しています。
注釈
- 割り当てルールで定めた条件を満たしたユーザーには「(割り当てルールの名称)_割当完了」というイベントが自動的に発火されます。
- インセンティブコードを表示するメッセージは、配信対象設定フィルターに割り当て完了イベントを含める必要があります
Webメッセージ作成¶
Webメッセージでは、 {{incentive_code}}
と入力した部分が、メッセージが配信されたユーザーに対して割り当てられたインセンティブコードに置き換えられて表示されます。

この例では、インセンティブコードとしてアクセス可能なURLを使用している場合に「クーポンをGETする」を押すとURLに遷移してインセンティブを受けとれるようなメッセージを作成しています。
注釈
- 割り当てルールで定めた条件を満たしたユーザーには「(割り当てルールの名称)_割当完了」というイベントが自動的に発火されます。
- インセンティブコードを表示するメッセージは、配信対象設定フィルターに割り当て完了イベントを含める必要があります